「マッサージに行っても、その場はいいけれどすぐ戻ってしまう」 「痛み止めの薬が手放せない」 「レントゲンでは異常がないと言われたが、確かに痛む」
このようなお悩みをお持ちの方にこそ、当院のパルス通電(鍼電極低周波療法)を詳しく知っていただきたいと考えています。鍼(はり)を刺した状態で微弱な電流を流すこの手法は、現代の医学においてもその鎮痛メカニズムが広く研究されており、プロアスリートのケアから慢性疾患の改善まで幅広く活用されています。
なぜパルス通電(電気を流す鍼)が、あらゆる「痛み(疼痛疾患)」に対して圧倒的な効果を発揮するのか。その理由を5つの視点から深掘りして解説します。
1. 慢性的な「筋肉の酸欠状態」を解消する
筋ポンプ作用痛みを感じている場所の多くは、筋肉が過度に緊張し、毛細血管が圧迫されて「虚血(血行不良)」に陥っています。筋肉に酸素が届かなくなると、脳は危険信号として「痛み物質」を放出します。
強制的な血流改善:パルスのリズムで筋肉がリズミカルに収縮・弛緩を繰り返すと、筋肉自体が「ポンプ」として働きます。
これにより、手技では動かすことが難しい深部の血流を劇的に促進します。
【発痛物質の放散】
滞っていた血液が流れることで、蓄積されていたブラジキニンやカリウムなどの「痛み物質」が代謝・排出され、組織の酸欠状態が解消されます。
2. 神経学に基づいた「ゲートコントロール理論」
「痛いところをさすると楽になる」という経験はありませんか?
これは、触覚の刺激が痛みの信号をブロックする仕組みによるものです。
【痛みの信号に先回りする】
神経が情報を脳に伝える速度は、種類によって異なります。
「痛み」を伝える神経(C繊維)は比較的遅いのに対し、パルスによる「トントン」という振動刺激を伝える神経(Aβ繊維)は非常に高速です。
【脊髄でのシャットアウト】
パルスの刺激が脳に先に到達することで、脊髄にある「痛みを通すゲート(門)」が閉じられます。これにより、痛みの信号が脳に伝わるのを物理的に遮断し、即効性のある鎮痛をもたらします。
3. 脳内麻薬(エンドルフィン)の分泌促進
パルス通電の最大の特徴の一つは、私たちの脳が本来持っている「鎮痛システム」を活性化させることにあります。
【天然の鎮痛物質】
一定時間の通電により、脳下垂体から「β-エンドルフィン」や「エンケファリン」といった、モルヒネの数倍の鎮痛効果を持つとされる物質が分泌されます。
【全身への波及】
これらが血液を通じて全身を巡るため、施術している部位だけでなく、体全体の痛みに対する耐性が高まり、心身ともに深いリラックス状態へと導かれます。
4. 深層筋肉(インナーマッスル)へのダイレクト刺激
腰痛や首の痛みの真の原因が、表面の大きな筋肉ではなく、背骨を支える数センチ奥の「深層筋肉(多裂筋や回旋筋など)」にあるケースは非常に多いです。
【手技の限界を超える】指圧や整体、マッサージで深部に圧を届けようとすると、表面の組織を傷めたり、もみ返しの原因になったりすることがあります。
【ピンポイントの刺入】
鍼であれば、痛みの原因である「深部のコリ(トリガーポイント)」まで直接到達できます。
その場所でピンポイントに通電を行うことで、長年放置されていた筋肉の癒着や硬結を効率よく解除します。
5. 自律神経の調整と機能回復
パルス通電は、単に痛みを抑えるだけでなく、神経の「伝達異常」を正常化する役割も果たします。
【副交感神経を優位に】
一定のリズムによる通電は、交感神経の過剰な興奮(ストレス状態)を鎮め、副交感神経を優位にします。
これにより血管が拡張し、睡眠の質が向上するなど、体全体の自己治癒力が底上げされます。
【筋肉の再教育】
痛みで動かさなくなった筋肉は、脳が使い忘れてしまい、機能が低下します。パルスで他動的に動かすことで、筋肉と脳の神経回路を再接続し、正しい動きをリハビリする効果もあります。
「電気を流す」と聞くと、ビリビリとした強い刺激を想像されるかもしれません。しかし、実際のパルス通電は、心臓の鼓動に近いような「心地よいトントンとしたリズム」です。
当院では、最新の機器を使用し、お一人おひとりの感受性に合わせた最適な周波数(ヘルツ)と強度を調整します。
「鍼だけで十分だと思っていたけれど、パルスを併用してから改善のスピードが劇的に変わった」 というお声も多くいただいております。
どこへ行っても変わらなかったその痛み、科学的な根拠に基づいた「パルス通電」で、新しい一歩を踏み出してみませんか?
